質問:ドラム式洗濯機を使っていると、ゴムパッキンや槽の内側に黒い汚れやぬめりがつき、洗濯物に生乾きのような臭いが移ります。市販の洗濯槽クリーナーを使っても完全に取れず困っています。根本的な対処法と日常の予防策を具体的に教えてください。
A1(具体的な掃除手順):まず、取扱説明書で使用可能な洗剤を確認。槽洗浄モードがあれば表示どおりに60℃前後の高温洗浄を実行。ゴムパッキンの溝や洗剤投入口はブラシで掻き出し、酵素系酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を指示量よりやや多めに溶かして1回槽洗浄する。黒カビが頑固なら次に塩素系漂白剤を希釈して目立つ部分を拭き取る(素材を傷めないか必ず確認)。フィルターも外してゴミを除去。
A2(日常の予防と使い方の工夫):洗濯後は扉を開けて乾燥させる、ゴムパッキンの水滴を毎回拭き取る、洗剤は適量(過剰は残留の原因)、柔軟剤は指定量を守る。濡れた洗濯物を放置しない。月1回程度、酵素系漂白剤で槽洗浄。乾燥機能を併用できるなら使用して生乾き防止。
A3(改善しない場合と安全上の注意):何度やっても臭いが取れない、内部構造にカビが回っている疑いがある場合はメーカーや専門クリーニング業者に点検依頼。ゴムパッキン交換や内部の分解清掃が必要になることがあります。漂白剤を混ぜると有毒ガスが発生するので、塩素系と酸性の洗剤を絶対に併用しないでください。
