敏感肌でも使える日焼け止めの選び方と化粧下地としての注意点は?

質問: 敏感肌でも使える日焼け止めの選び方とおすすめ成分を教えてください。普段は赤みやかゆみが出やすく、市販のもので失敗することが多いです。SPFやPAはどの程度必要でしょうか?化粧下地として使うときの注意点も知りたいです。

A1(皮膚科医の観点): 敏感肌には物理(ミネラル)タイプの日焼け止め、主成分が酸化亜鉛(ジンクオキサイド)または酸化チタン(チタニウムディオキシド)がおすすめです。化学フィルターにかぶれやすい人は避けたほうが無難。香料・アルコール・エッセンシャルオイル・不要な保存料が入っていない「低刺激」「無香料」「ノンコメドジェニック」表示の製品を選び、疑わしい場合はパッチテストを行ってください。

A2(成分と製品選び): 日常使いはSPF30〜50・PA+++程度で十分です。強い紫外線下やレジャー時はSPF50+・PA++++を選びます。保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸、グリセリンなど)が入っているとバリア機能をサポートします。乾燥肌はクリームタイプ、脂性肌や汗をかきやすい場合は乳液やジェル、こまめに塗り直したいならパウダータイプも併用可。

A3(使い方のコツ): つけるタイミングは外出の15〜30分前、量は顔全体でパール粒2〜3個分を目安にムラなく塗布。2〜3時間おき、汗をかいたらすぐに塗り直すこと。化粧下地として使う場合は日焼け止めを肌になじませてから数分置き、その後ファンデーションや下地を重ねるとフィットしやすいです。落とすときはオイルクレンジングでしっかり落とし、保湿も忘れずに。赤みやかゆみが続く場合は使用を中止して皮膚科受診を。

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