質問：30代になってから頬やあごに繰り返すニキビができやすくなりました。乾燥しやすく、皮膚科で塗り薬をもらってもすぐぶり返します。保湿や洗顔、化粧品の選び方など具体的な対策を教えてください。
A1: 皮膚科での治療について
まずは一度専門医の診察を受けることをおすすめします。成人のニキビはホルモンや生活習慣、皮脂分泌以外に炎症や角化異常が関わるため、外用レチノイドや過酸化ベンゾイル、抗生剤の併用、場合によってはホルモン療法や内服薬が有効です。効果が出るまで数週間〜数ヶ月かかることを説明してもらい、自己判断で治療を中断しないことが重要です。
A2: スキンケアの基本
洗顔は低刺激のジェルかクリームタイプを朝晩やさしく使用し、熱すぎるお湯は避けます。保湿はセラミドやヒアルロン酸配合の低刺激な製品でしっかり行い、ノンコメドジェニック（非コメド生成性）や「オイルフリー」と表記された化粧品を選びます。角質ケアは週1回程度のやさしい酸（AHA）や酵素の使用にとどめ、過剰なスクラブは避けましょう。朝は必ず紫外線対策を。
A3: 生活習慣とメイクの工夫
枕カバーやタオルは清潔に保ち、こまめに交換。メイクは薄めにし、就寝前は確実に落とすこと。食生活では糖質や脂質の過剰摂取を控え、ビタミン類と良質なたんぱく質を意識。睡眠とストレス管理も肌の回復に直結します。市販品で改善が見られない場合や赤み・痛み・瘢痕が気になる場合は早めに皮膚科受診を。必要なら写真を撮って経過を記録すると診察時に役立ちます。
