洗濯しても衣類に生乾きの嫌な臭いが残ります。原因としては洗濯槽や衣類の繊維に残った雑菌や皮脂、柔軟剤や洗剤の残留、十分に乾燥していないことなどが考えられます。ここでは家庭でできる実践的な対策をA1〜A3で紹介します。
A1: 洗濯槽と前処理を徹底する
洗濯槽クリーナーで月に1回以上槽洗浄を行い、糸くずフィルターも定期的に掃除する。襟元や脇など皮脂が多い部分は洗剤で予洗いするか、酵素系の前処理剤を使っておく。汚れや黒ずみがひどければ酸素系漂白剤での槽洗浄が有効です(表示を確認)。
A2: 洗い方と洗剤の選び方
洗剤は適量を守りすすぎを十分にする。柔軟剤の使い過ぎは香りが残る一方で雑菌の栄養になることがあるので控えめに。抗菌・消臭効果のある洗剤や酸素系漂白剤を時々併用すると雑菌を減らせます。
A3: 乾燥と保管の工夫
脱水はしっかり短時間でも強めにしてから風通しの良い場所で早く乾かす。室内なら扇風機や除湿機を併用し、乾燥時間を短くする。完全に乾いてから畳む・収納し、湿気対策に乾燥剤を使う。これらを試しても改善しない場合はプロのクリーニングや洗濯機の点検を検討してください。
