質問：梅雨や冬など外に干せない時期、部屋干しすると衣類が生乾きの嫌な臭いになります。原因とすぐできる効果的な対策、おすすめの洗剤や干し方を教えてください。
A1（原因と基本対策）：生乾き臭の主な原因は、洗濯物に残った皮脂や汗・タンパク質を細菌が分解して発する揮発性の臭い物質です。ポイントは「洗う」「濯ぐ」「乾かす」を丁寧にすること。洗濯槽やフィルターの汚れを定期的に掃除し、洗濯時は適量の洗剤を使い、すすぎをしっかり行ってください。洗濯機の脱水は十分に行い、濡れたまま放置しないことが重要です。
A2（具体的な方法）：部屋干し時は風通しを良くし、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させ、除湿機やエアコンのドライ運転を併用すると乾燥が早くなり雑菌の繁殖を抑えられます。ハンガーは間隔をあけ、厚手と薄手を分けて干し、裏返して干すと乾きムラが減ります。市販の部屋干し用洗剤や抗菌効果のある洗剤、酵素系漂白剤を併用すると効果的です。
A3（予防とメンテナンス）：皮脂汚れが強い物は予洗いや酸素系漂白剤のつけおきをおすすめします。洗濯槽クリーナーで月1回程度のメンテナンスを行い、洗濯機のフタを開けて乾燥させる習慣をつけると臭いの再発を防げます。どうしても臭いが残る場合は乾燥機やコインランドリーの高温乾燥を利用すると確実です。
