ミニトマトの花は咲くのに実がつかない原因と対策は?

質問:家庭菜園で育てているミニトマトについて質問です。花はよく咲くのに実がまったく付かないか、極端に少ない状態が続いています。水やりは表面が乾いたら、肥料は市販の液体肥料を週1回程度、日当たりは午前中は良好です。受粉不良、肥料の偏り、温度管理など原因が考えられますか?初心者でもできる具体的な対策や肥料の種類、与えるタイミング、受粉の手助け方法を教えてください。

A1(詳しい対策):まず受粉不足を疑ってください。屋外でも風や虫が少ないと受粉が不十分になります。晴れた日のお昼前後に筆や綿棒で花を軽くこすって人工授粉すると成果が出やすいです。温度は昼間20〜30℃、夜間15〜20℃が着果しやすい目安。極端な高温(35℃以上)や低温(10℃以下)は着果を妨げます。肥料は生育初期は窒素がやや多めでも良いですが、開花後はリンやカリウムをやや多めに切り替えると果実形成が促されます(例:N-P-K比で花果期にP・K寄り、液体肥料を希釈して2週間に1回など)。過湿や窒素過多は葉ばかり茂って花や実が付かない原因になるので水はけと与える肥料量を見直してください。

A2(簡単にできる工夫):朝夕に株のまわりを軽く振って花粉を落とす、受粉用の小さな筆でサッと一回ずつこするだけでも効果があります。日照が不足する場所なら午前中に日が当たる位置へ移動、支柱で風通しを確保する。受粉を助けるためにコンパニオンプランツ(バジルやネギ類)を近くに植えると訪花昆虫が増える場合があります。

A3(チェックリストと目安):1) 水やりは表面が乾いてからしっかり与える。2) 肥料は花後の着果期にP・K多め(例:N-P-K=5-10-10程度を希釈)3) 夜温が低い場合は寒さ対策、極端な猛暑日は遮光で調整。4) 人工授粉(筆または振動)を習慣づける。5) 土壌pHは6.0〜6.8が理想。これらを順に確認すれば実付きを改善しやすくなります。

タイトルとURLをコピーしました