ミニトマトが赤くならない・実つきが悪い・葉が黄色くなる原因と対処法は?

家庭菜園でミニトマトを育てていますが、実がなかなか赤くならない、実つきが悪い、葉が黄ばんで落ちるなど複数のトラブルに悩んでいます。ベランダのプランター栽培で市販培養土、追肥は時々行っています。どのように原因を見分けて対処すればよいでしょうか?

A1: 基本的な管理の見直し
光不足や温度不良(昼間は25〜30℃、夜は15〜20℃が目安)、水やりの過不足、肥料バランスの偏りで実の着色や実つきが悪くなります。追肥は窒素過多になると葉ばかり茂るので、リン酸・カリ重視の肥料や完熟堆肥を活用し、土の水はけを良くするため底穴と鉢底石も確認してください。支柱で枝を整え、適度な摘芯・枝葉整理で日当たり風通しを確保します。

A2: 病害虫と土壌の問題
葉が黄色くなるのは根腐れ・根詰まり、あるいは病気(葉枯れ病、萎凋病)や栄養欠乏の場合があります。アブラムシやハダニは葉の吸汁で生育不良を招くため、見つけたら早めに取り除き、石けん水で洗い流す、手で取り除くか、必要に応じて適合する薬剤を使用します。土壌は年ごとに入れ替えるか、表土を更新し、連作障害を避けるため他科目の作物を輪作するのが有効です。

A3: 実が緑のままで赤くならない場合の対処
気温が低いと色づきが遅れます。夜温が低い時期は室内に取り込むか、葉を少しカットして成熟促進する方法があります。栄養が余っていると果実の成熟が遅れるので追肥を控え、特に窒素を減らしてください。完熟待ちで赤くならない果実は収穫して室温で追熟させることもできます。また品種によっては完熟までの日数が違うので種苗表示を確認し、次シーズンは耐病性・早生性の品種を選ぶと改善しやすいです。

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