質問:梅雨や冬になると部屋の湿気が気になり、窓の結露や押入れのカビ、衣類の生乾き臭が発生します。賃貸で大掛かりな工事はできません。限られた予算・スペースでも効果のある具体的な対策と注意点を教えてください。
A1(毎日の習慣でできる対策)
こまめな換気が基本です。朝晩10分程度、窓を開けて空気を入れ替え、湿気の溜まりやすい浴室やキッチンは使用後に換気扇を回す。押入れやクローゼットは扉を時々開け、衣類は完全に乾かしてから収納する。家具は壁から少し離して風の通り道を作ると結露・カビ予防になります。
A2(グッズ・機器の活用)
置くだけタイプの吸湿剤や珪藻土、炭などは手軽で安価。季節性の湿気には衣類乾燥機や除湿機を併用すると効果大。除湿機は部屋の広さに合った能力、排水方式(タンクorホース)を選び、フィルター掃除を定期的に行う。エアコンのドライ運転も有効ですが電気代に注意。
A3(カビが出たとき・注意点)
小さなカビは中性洗剤や薄めた次亜塩素酸ナトリウムで拭き取れるが、素材によっては色落ちや変色の恐れがあるため目立たない場所で試してから行う。壁や天井に広範囲の黒カビや健康被害が疑われる場合は管理会社や専門業者に相談する。賃貸では原状回復や防カビのために大家との連絡も忘れずに。
