質問:会社員として給与を受け取りながら、週末にフリーランスでライティング収入を得ています。年間の副業収入が20万円を超えたら確定申告が必要ですか?住民税はどうなる?経費は何が認められる?青色申告はメリットありますか。年末調整との関係や手続きの流れを具体的に教えてください。
A1:確定申告の要否
給与所得者が給与以外の所得を得ている場合、年間の給与以外の所得(雑所得・事業所得の合計)が20万円を超えると確定申告が必要です。ライティングが継続的で事業的規模なら事業所得として扱われ、将来的に青色申告の適用も検討できます。
A2:住民税と年末調整
確定申告をすると所得税に加えて住民税の課税も決まります。確定申告書で「住民税の徴収方法」を選べる欄があり、普通徴収(自分で納付)を選べば会社の給与から天引きされずに済みます(会社に副業が通知されるのを避けたい場合に有効)。年末調整は給与所得分のみを対象とするため、副業分は確定申告で処理します。
A3:経費・青色申告・手続きのすすめ
ライティングに直接関係する書籍代、通信費、作業用機材や事務用品の合理的按分は経費になります。帳簿・領収書は保存が必要です。青色申告は65万円(要件あり)や10万円の青色控除があり、赤字の繰越(3年)などのメリットがあるため継続的に稼ぐなら開業届と青色申告承認申請を検討してください。まずは収入と経費を整理し、年間収入が20万円を超える見込みなら早めに確定申告の準備(帳簿付け、必要書類の確認、e-Tax登録等)を始めましょう。
