質問：初心者です。アコースティックギターやエレキでカポタスト（カポ）を使うとコードが簡単になると聞きました。具体的な使い方、音程の関係（何フレットで何音上がるか）、チューニングや弦・ネックへの影響、よくある失敗と対策、曲選びのポイントを初心者向けにわかりやすく教えてください。
A1（要点まとめ）：カポは弦の特定フレットを実質的にナットにする道具で、1フレット上げるごとに半音上がります。押さえるコード形はそのままで音が高くなるので、ボーカルキー合わせや開放弦の響きを活かすのに便利。強く締めすぎるとピッチが高くなったり弦に負担がかかるので注意。
A2（具体的な手順と注意）：1. チューニングを合わせる→2. カポをつけたいフレットの真上（フレットワイヤーの少し手前）に装着→3. 各弦をミュートせずに開放で鳴らしてビビリやシャープがないか確認→4. 必要なら微調整してチューニングを再確認。目安：2フレット＝全音上げ、5フレット＝完全四度上など。ナット近くに付けるほどテンションが増すので、ナイロン弦のクラシックギターには基本的に非推奨。長時間放置でフレットや弦に跡がつく場合があるので保管時は外す。
A3（活用法と練習のコツ）：曲の原キーと歌いやすいキーの差を半音で計算し、カポ位置を決める。たとえばGで歌いたいが原曲がAなら2フレットに装着してGフォームを使う。開放和音の明るい響きを得られるのでフォークやポップスに有効。部分的に使う（サビだけカポ）やハーフカポ（部分的に特定弦のみ）で多彩な音色が出せる。最初はチューニングを必ず確認する習慣を付け、複数ブランドを試して適切なテンションのものを選ぶと良いです。
