質問:エレキ/アコギ問わず、チューニングしても弾いているとすぐ狂ってしまいます。特にチョーキングやバレーコードを弾くと一気に外れることが多いです。原因と自分でできる対処法、メンテナンスのポイントを教えてください。
A1(原因):チューニングが狂う主な原因は弦の伸び、弦とナットやサドルの摩擦、チューニングペグの緩み、弦の巻き方の不良、ブリッジ周りの問題や温度・湿度変化です。特に新しい弦は伸びやすく、ナット溝やブリッジで引っかかると戻りが悪くなります。チョーキングやチューニング直後に強く弾くことでも狂いやすいです。
A2(対処法):新しい弦を張ったらしっかり伸ばす(指で数回引っ張る)→チューニング→再度伸ばすを繰り返す。巻き方は弦がポストに2〜3巻きなるようにし、巻き始めをしっかり押さえて滑らないようにする。ナット溝やサドルに潤滑剤(専用のグラファイトや潤滑剤)を塗ると摩擦が減ります。ペグが緩んでいる場合はネジを軽く締める。ロックペグやロック式ブリッジを使うのも有効です。
A3(メンテ/予防):「弦交換の頻度」を適切に保つ(錆や汚れがある弦は伸びやすい)。ナット溝が深すぎたり、角が鋭い場合は専門のリペアで整えてもらう。弦を張ってから演奏前に必ず微調整する習慣をつける。ライブや録音前は温度・湿度を安定させ、エフェクターやチューナーで常時確認することもおすすめです。必要なら楽器店でセットアップを受けると根本解決になります。
