質問：走行中にエンジンからカタカタ、ノッキングのような異音が発生し、同時にチェックエンジンランプ（CEL）が点灯しました。すぐにやるべきことと、考えられる原因、修理の目安を教えてください。
A1（すぐにやるべきこと）：安全な場所に停止してエンジンを切る。アイドリングや低負荷で音が小さくなるか確認しない。まずエンジンオイル量や冷却水、燃料キャップの緩みを目視でチェック。明らかにオイルや水が漏れていたり白煙や過度な振動があれば無理に走行せずレッカーを依頼すること。チェックランプは点滅している場合は重大なミスファイアの可能性があるため即時停止が望ましい。
A2（考えられる原因と診断）：主な原因は点火系（プラグ、イグニッションコイル）、燃料系（インジェクター）、エンジン内部（ベアリング、ピストンの異常）、排気系やセンサー（O2センサー、マスエアフロー）など多岐にわたる。OBD-IIコードリーダーで故障コードを確認すると原因絞り込みが早い。点滅するCELはミスファイア、常時点灯はセンサー系や触媒の不具合が多い。
A3（修理や費用の目安と予防）：簡単な点検・部品交換ならプラグやイグニッションコイル、センサー交換で数千〜数万円。インジェクターや触媒交換は数万円〜十数万円、エンジン内部の損傷は数十万円〜。まずディーラーか信頼できる整備工場でコード診断と目視点検を受け、必要ならレッカー移動。日常的には定期点検、オイル交換、燃料品質管理で未然に防げることが多い。
