質問本文:最近、アイドリング時や低回転からの加速でエンジンの「カタカタ」「ゴロゴロ」「キーン」といった異音が出ます。走行に影響は一時的に少ないようですが不安です。原因の見分け方と緊急度、セルフチェックの手順、対処法(応急処置と修理の目安)、費用の目安を教えてください。
A1: 音の種類で原因を推測できます。”カタカタ”=バルブクリアランスやピストン周り、”ゴロゴロ”=ベアリングやタイミングベルト/チェーンの劣化、”キーン”=ベルトのスリップやアイドラーの摩耗。まずエンジンオイル量と状態を確認し、目視でベルトの亀裂やプーリーのガタを探してください。エンジン停止時に手でプーリーを軽く回してガタや抵抗がないか確認すると目安になります。
A2: 緊急度は原因で変わります。オイル不足やベアリング破損、タイミング関連は放置で大きな故障につながるため即入庫が必要です。ベルトの鳴きやテンション不足は一時的に走行できても早めの交換を推奨します。応急処置としてはオイル補充、ベルトの緩み確認、不要な高回転を避ける運転などで延命できますが、根本対処には整備が必要です。
A3: 修理費用は原因によって幅があります。簡単なベルト交換やオイル交換は数千〜数万円、テンショナーやベアリング交換は数万円、タイミングチェーンやエンジン内部の修理は十万円以上のことが多いです。不安な場合は無理に自分で分解せず、ディーラーや認証整備工場で診断機器を使った点検と見積りを受けてください。早めの診断が安全・低コストにつながります。
