質問：ハイブリッド車（HEV）の駆動用バッテリーは何年くらいで交換が必要になりますか？交換の目安、症状、費用、保証やリサイクルについて具体的に知りたいです。中古車購入時のチェックポイントも教えてください。
A1（基本的な目安）：一般的にハイブリッド車の駆動用バッテリーは10年・15万〜20万kmを目安に劣化が進み始めると言われます。ただし使用状況（短距離走行や高温環境での頻繁な充放電）で寿命は短くなることがあります。最近の車種では劣化耐性が向上しており、メーカー保証が8年・16万kmなど長めに設定されている場合が多いです。
A2（症状とチェック）：バッテリー劣化の兆候は燃費低下、回生ブレーキ効率の低下、充放電の不安定さやエンジンが頻繁に作動するようになることです。警告灯やインフォメーション表示で「ハイブリッドシステム要点検」と出る場合は早めに販売店や整備工場で診断を受けてください。中古車購入時はバッテリーの状態履歴（メーカー診断データ）や保証の有無、実際の満充電時の電圧や冷却系の状態を確認するのが有効です。
A3（費用・対策）：純正バッテリー交換は車種にもよりますが数十万円（約30万〜80万円）かかることが多く、リビルド品やリサイクルバッテリーで安くなる場合があります。保証期間内であれば無償対応が受けられる可能性が高いので、保証内容を確認してください。また、長持ちさせる対策としては急激な高温・低温環境を避ける、頻繁な長距離運転でバッテリーを適度に使用する、定期点検で冷却系の詰まりや配線をチェックすることが有効です。中古車ではバッテリー交換履歴や保証引継ぎの有無を必ず確認しましょう。
