最近、走行中にエンジン警告灯(チェックエンジンランプ)が点灯しました。エンジンの出力低下や異音、排気の異常は感じませんが、気になって運転を続けていいのか不安です。車種はガソリン車で年式は2014年、走行距離は約9万km。ディーラーに持ち込む時間が取れない場合に自分でできる初期チェックや、考えられる主な原因、緊急度の判断基準、修理費の目安を教えてください。
A1: まずは緊急度の判断です。ランプが「点滅(点滅するチェックランプ)」ならエンジン破損や触媒損傷を招く恐れがあるため直ちに停車してレッカーを手配してください。「点灯(常時点灯)」で動作に問題がなければ自走で整備工場へ行けます。応急的にはガソリンキャップの締め忘れを確認し、走行後にもう一度ランプが消えるか確認します。確実なのはOBD-IIの故障コードを読むこと。カー用品店や整備工場で数百円〜数千円で読み取りが可能です。よくある原因はガスキャップの緩み、O2センサー不良、点火系のミスファイア、吸排気系のリーク、触媒の不具合などです。費用は原因で大きく変わります:ガスキャップ交換は千円台〜、O2センサーは部品+工賃で1万〜3万円程度、点火プラグやイグニッションコイル交換は1万〜5万円、触媒交換は高額で10万〜30万円以上が目安です。
A2: 簡単な自分での確認手順としては①ガソリンキャップを確認・再締め、②エンジンルームの異常(ホース外れ、断線、目に見える損傷)を目視、③エンジンオイル水準や冷却水の確認、④可能ならOBD-IIアダプタとスマホアプリでコードを確認します。コードの内容をネットで調べれば診断の手掛かりになります。自己判断に自信がなければ早めにプロに診てもらってください。
A3: 予防法としては定期点検を守ること、点火系や吸気系の消耗部品(プラグ、エアフィルター、燃料フィルターなど)を適切な時期に交換すること、燃料補給後のキャップ閉め忘れを習慣づけることです。またチェックランプが点いたら放置せずコードを確認して原因を突き止めるのが長期的なコスト低減につながります。
