質問：室内飼いの2歳メスの猫が、最近夜中や朝方にやたら鳴いて飼い主を起こします。ごはんをもらえるまで鳴き続けることが多く、睡眠不足で困っています。遊び好きで昼間は寝ていることが多く、健康状態は普段は良さそうですが、急に始まりました。考えられる原因と効果的な対策が知りたいです。
A1（行動面の対策）：夜鳴きに反応して餌や構ってしまうと学習されてしまいます。まずは鳴いているときに構わない、給餌は決まった時間にする（自動給餌器の導入が有効）、就寝前に20〜30分の激しい遊びでエネルギーを消費させる、報酬は静かなときに与える（静かにしている行動を強化）などが基本です。
A2（健康面の確認）：急な夜鳴きは病気のサインのこともあります。甲状腺機能亢進や痛み、尿路トラブル、認知症（高齢猫）などを疑い、体重減少や多飲多尿、排泄の異常がないか確認して獣医で診てもらいましょう。必要なら血液検査や歯科検診を受けること。
A3（環境・習慣の改善）：昼間の刺激を増やす（おもちゃやパズルフィーダー、高い場所や隠れ場所）、寝室に入れない習慣をつける、フェロモン製剤や静かなBGMで落ち着かせるのも補助になります。根気強くルールを守れば改善することが多いですが、改善しない場合は行動専門の獣医師に相談を。
