質問：最近、普段の走行で急に燃費が悪くなりました。市街地での停止発進は同じですが、1ヶ月で平均燃費が20%落ちています。エンジン警告灯は点いておらず、オイルや空気圧は定期的にチェックしています。原因として考えられる代表的な項目と自分でできる簡単な点検方法、費用の目安を教えてください。
A1（最も可能性の高い原因と対応）：燃料系や点火系の劣化が多いです。燃料フィルターの詰まり、エアフィルターの汚れ、プラグの摩耗、インジェクターの詰まりなど。まずエアフィルターは外して目視確認、プラグは端子の状態を点検（交換推奨10万km前後で劣化）。費用目安はエアフィルター交換2,000〜8,000円、プラグ交換5,000〜20,000円、燃料フィルターは5,000〜15,000円。整備工場での診断がおすすめです。
A2（その他考えられる原因と対応）：タイヤの空気圧やアライメント不良、ブレーキキャリパーの固着、エンジンの吸排気系のリーク、O2センサーの不具合、冷却系トラブルで効率が落ちる場合があります。タイヤの空気圧は規定値に、ブレーキの引きずりは近所の整備で確認。O2センサーやセンサー系は故障診断機（OBD）で確認すると早いです。センサー交換は1万円台〜。
A3（応急処置と予防）：燃費改善の応急処置は不要荷物の整理、急発進や急加速を避ける、エンジン暖機運転を適切に行う、燃料添加剤でインジェクター清掃を試す（1,000〜3,000円）。長期的には定期点検、燃料フィルターやプラグの交換、定期的な燃料系クリーニングが有効です。症状が続く場合は整備工場での診断を受けてください。
