朝だけエンジンがかかりにくいのはなぜですか?

質問:普段は問題ないのに、朝一にエンジンがかかりにくくなります。セルは勢いよく回るもののなかなか始動せず、何度かかけ直すと普通に動きます。アイドリングは安定し、警告灯も点きません。車は軽自動車(年式不明)、特に寒さに敏感な気がします。考えられる原因と自分でできる点検、優先して交換すべき部品を教えてください。

A1: バッテリーや端子の接触不良が原因のことが多いです。朝は気温でバッテリー性能が落ちるため、端子の腐食や緩みがあると電圧低下で始動困難になります。端子を外して清掃し、締め直す、電圧をテスターで確認(12V未満なら要注意)してみてください。

A2: 燃料系や点火系の問題も考えられます。燃料ポンプの初期作動が弱い、インジェクターの噴射不良、スパークプラグの劣化やイグニッションコイルの不具合で、冷間時の混合気が薄くて着火しにくくなる場合があります。プラグの状態確認と交換履歴の確認、燃料フィルター交換も有効です。

A3: センサー関連(吸気温センサー、クランク角センサー、エアフローメーター)やイモビライザーの誤作動も稀にあります。自己点検で改善しない場合は故障診断機でのチェックを推奨します。緊急性は症状の頻度次第ですが、朝だけでも始動不能になる頻度が増えるなら早めに整備工場へ。見積りではバッテリー交換1万〜3万円、点火系やセンサーは部品代と工賃でそれ以上かかることがあります。

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