会社員が副業でフリーランス収入を得た場合、確定申告は必要?経費や住民税の扱いはどうなる?

質問:会社員ですが、副業でフリーランスの仕事を始めました。年間の副収入が20万円を超えた場合、確定申告は必要ですか?経費にできるものや青色申告と白色申告の違い、住民税や源泉徴収の扱いについて具体的に教えてください。

A1(要点):給与所得がある人は、給与以外の所得(雑所得や事業所得)が年間で20万円を超えると確定申告が原則必要です。事業的に継続して行うなら「事業所得」となり、経費計上や青色申告による特典(青色申告特別控除)が使えます。白色申告は手続きが簡単ですが控除額が少ないです。

A2(手順と注意点):まず収入と経費を整理し、収入区分(雑所得か事業所得か)を判定します。領収書や通帳の記録を保存し、経費として認められるのは業務に直接関係する支出(通信費、備品、交通費など)です。青色申告を希望する場合は事前に税務署に申請が必要で、複式簿記や帳簿保存が求められます。確定申告は原則として毎年3月中旬までに申告・納付します。住民税は申告後に市区町村で計算され、通常は給与天引き(特別徴収)か自分で納める普通徴収を選べます。副業を知られたくない場合は普通徴収を希望できますが、市区町村の判断や手続きが必要です。

A3(実務的アドバイス):経費の過不足で税額が大きく変わるので領収書は必ず保存し、帳簿は日々つける習慣をつけましょう。税負担を減らしたい場合は青色申告(要件あり)を検討し、初めてで不安なら税務署や税理士に相談すると安心です。また税金の支払いに備えて予め資金を確保しておくことをおすすめします。

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