質問：年間の医療費が多くなりました。医療費控除を受けたいのですが、誰の分まで申告できるのか、控除額の計算方法、提出書類、申告の期限などを教えてください。
A1：対象となる医療費は、自分自身と生計を一にする配偶者や扶養親族のために払った医療費です。病院の窓口負担、薬代、通院のための公共交通機関運賃（一部制限あり）などが該当します。保険金などで補填された金額は差し引きます。
A2：控除額の計算は、年間の総医療費から保険金等で補填された額を引き、さらに10万円（または総所得金額等の5％のいずれか少ない金額）を差し引いた残額が医療費控除額になります。マイナスになる場合は控除なしです。申告は原則として確定申告期間（翌年2月16日〜3月15日）が必要ですが、還付申告は5年以内に可能です。
A3：提出書類は確定申告書と「医療費控除の明細書」、領収書は整理して保管（提出は明細書で可）。e-Taxでの申告も可能です。また、同じ年にセルフメディケーション税制を選ぶ場合は別の計算方法になるため、どちらか一方を選択してください。心配なときは税務署や税理士に相談を。
