質問:ここ数ヶ月、朝起きると首や肩のこりが強く、夕方にかけて頭痛が出ます。デスクワークで1日6〜8時間パソコンを使い、睡眠は6時間前後、枕は低めです。姿勢や枕の高さ、眼精疲労などが原因でしょうか。自宅でできる対策と、受診の目安を教えてください。
A1(考えられる原因と基本対策):
最も多いのは姿勢不良による筋緊張性(緊張型頭痛)や頸性頭痛、さらに眼精疲労や睡眠時の枕の高さ不適合が関係します。まずは作業姿勢の見直し(モニターは目線よりやや下、肘は約90度、背もたれを活用)、1時間ごとの短い休憩・首肩のストレッチ、就寝時の枕交換や寝姿勢の改善、入浴や温熱で血行を促すことを試してください。
A2(自宅での具体的対処法):
首を無理に回さずにゆっくり前後左右のストレッチを行う、肩甲骨周りをほぐす体操、有酸素運動で血行を改善、画面は適切な距離と明るさにし目の休憩(20分ごとに20秒遠くを見る)を取り入れる。鎮痛薬は短期使用にとどめ、長期化は避けましょう。
A3(受診の目安と受診先):
急に強い頭痛が起きる、吐き気・嘔吐、手足のしびれや筋力低下、言語や視力障害、発熱がある、鎮痛薬で改善しない持続的な症状があれば速やかに受診を。整形外科(頸椎由来)や神経内科・脳神経外科(神経症状や急性発症)、総合診療での評価も有用です。受診時は症状の時間帯・誘因・改善策をメモして持参すると診断がスムーズです。
