夜中に目が覚めて動悸や倦怠感が続きます。更年期でしょうか?

質問:最近、40代半ばの女性です。ここ数か月、夜中に何度も目が覚め、寝付けないことが増えました。目が覚めると心臓がドキドキしていて、日中も疲れやすく集中力が落ちています。ホットフラッシュらしい汗は時々ありますが、はっきりしません。更年期の症状か、それとも甲状腺や貧血、睡眠時無呼吸など他の病気が疑われるか心配です。どう対処すればよいでしょうか?

A1(生活改善の初期対応):まずは規則正しい生活リズムを整え、就寝前のカフェインやアルコール摂取を控え、スマホや強い照明を避けてリラックスする時間を作ってください。適度な有酸素運動や深呼吸、就寝前のぬるめの入浴は入眠を助けます。日中の短い昼寝は避け、寝室は暗く静かに保ちましょう。

A2(受診と検査のすすめ):更年期は症状の一因ですが、甲状腺機能異常(甲状腺過活動や低活動)、貧血、血糖や電解質異常、うつ病や不安障害、睡眠時無呼吸症候群などでも似た症状が出ます。まずはかかりつけ医や婦人科で問診を受け、必要に応じて血液検査(甲状腺ホルモン、血算、肝腎機能、ホルモン検査)、心電図や睡眠検査などを検討してください。更年期障害が疑われればホルモン療法や漢方、生活指導が選択肢になります。

A3(受診の目安と緊急時対応):胸痛、激しい息切れ、意識消失、突発的な高熱や出血がある場合はすぐ受診または救急搬送を。日常的には症状が生活に支障を来している、持続している、気分が落ち込む、体重が急に変わる場合は早めに医療機関で評価を受けてください。医師と相談して原因を絞り、適切な治療や生活指導を受けることが重要です。あくまで一般的な助言ですので、まずは専門医に相談してください。

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