質問:最近、朝起きたときに首や肩のこりがひどく、頭痛も伴います。仕事はデスクワークでパソコンを長時間使用し、姿勢が悪い自覚があります。ストレッチや枕の調整を試しましたが、改善があまり見られません。寝具を替えるべきか、整体や整形外科を受診したほうがよいのか迷っています。日常でできる予防策や受診の目安を教えてください。
A1: 一般的な対処法としては、まず姿勢と作業環境の見直しが重要です。椅子の高さやモニター位置を調整し、背筋を伸ばして肩の力を抜く習慣をつけましょう。30〜60分ごとに短い休憩を取り、首や肩をゆっくり動かす軽いストレッチを行うと筋緊張が和らぎます。枕は高さと硬さで首の自然なカーブが保てるものを選び、寝返りが打てる余地のある寝具を検討してください。
A2: 受診の目安は、痛みが数週間続く、鎮痛薬で改善しない、腕のしびれや脱力、手指の感覚異常、急激な症状の悪化、発熱や嘔吐を伴う場合です。その場合はまず整形外科で頚椎や神経の評価を受け、必要に応じて画像検査(レントゲンやMRI)やリハビリ、薬物療法、ブロック注射などの適切な治療が検討されます。整骨院・整体は症状の種類や信頼できる施術者かを見極めて利用するとよいでしょう。
A3: 日常でできる具体策は、就寝前のスマホ使用を控える、就寝前に肩周りを温める、慢性的な緊張を和らげるための入浴や軽いマッサージ、デスクワーク時の肘の角度やキーボード位置の調整、首に負担をかけない枕選びです。また、運動習慣(週2〜3回の有酸素運動や肩甲骨周囲の筋力強化)で血行を改善し、ストレス管理も痛みの軽減につながります。改善が見られない場合や神経症状がある場合は専門医の受診をおすすめします。
