質問:中古マンションを購入しましたが、管理費と修繕積立金が想定よりかなり高額で家計を圧迫しています。毎月の管理費が2万円、修繕積立金が1.5万円で、築15年・同程度の近隣物件より高い気がします。値下げ交渉は可能か、管理組合にどう働きかければ良いか、最悪の場合の対処法(転売や法的手段など)についても教えてください。
A1(実務的な対応):まずは管理組合や理事会で過去の会計報告や修繕計画(長期修繕計画)を確認しましょう。積立金の不足や特別修繕の予定があると高額になることがあります。収支明細の開示を求め、無駄な支出や過剰な管理委託費がないかをチェック。住民総会で節約案や相見積もりの実施を提案します。
A2(比較と交渉):近隣の同規模マンションと管理費・修繕積立金を比較し、差が大きい場合は管理会社への見直し交渉や管理委託契約の再検討を促してください。管理会社の変更は手続きが必要ですが、コスト削減につながることがあります。理事として議題提案し、専門家(技術士や診断業者)の意見を取り入れると説得力が増します。
A3(法的・最終手段):管理費・積立金は管理規約と総会決議に基づくため、一方的に個人が値下げを強制することはできません。総会での決議で見直しを図るのが基本です。会計や運営に不正が疑われる場合は消費生活センターや弁護士に相談を。最終的に耐えられない場合は転売も選択肢ですが、売却時に高額な積立金が査定に影響する可能性がある点に注意してください。
