質問：賃貸マンションの契約更新で大家さんから更新料を請求されました。最近は更新料を払わない人もいると聞きますが、支払う義務はあるのでしょうか。交渉で免除や値下げはできるのでしょうか。具体的な対処法を教えてください。
A1（基本的な法的立場）：契約書に更新料の条項が明記されている場合、原則として支払う義務があります。ただし、契約内容や請求方法が不明確であったり公序良俗に反するような過大な金額であれば争点になります。まずは契約書を確認し、更新料の根拠（金額・支払時期・契約条項）を把握してください。
A2（交渉と実務的対応）：交渉は可能です。家賃相場や空室状況、あなたの入居期間や滞納履歴などを根拠にして「更新料の免除」や「家賃据え置き」「更新料相当分を家賃に含める」など代替案を提示すると現実的です。書面での申し入れや内容証明を使うと証拠になります。また、仲介業者経由で条件交渉してもらうのがスムーズな場合があります。
A3（相談先と注意点）：消費生活センターや市区町村の住宅相談窓口、弁護士（不動産案件に詳しい法律家）に相談すると安心です。交渉中も一方的に退去を迫られることは基本的にできませんが、契約満了時の対応や違約金規定なども確認しておきましょう。最終的には書面で合意を取り交わすことが重要です。
