質問:来週、初めてハーフマラソン(21.0975km)に参加します。普段の練習は月100km弱で、ゆっくり走ることが多いです。大会前の最終調整(テーパリング)、当日の体調管理、レース中のペース配分や補給、持ち物など、初心者が優先して押さえるべきポイントを具体的に教えてください。
A1(直前1~2週間の調整):大事なのは疲労を抜くこと。レース1週間前から距離を落とし、刺激を入れる短めのスピード練習(例:5km程度のテンポ走)を1回だけ入れると脚が軽くなります。睡眠と栄養を優先し、炭水化物は大会前2~3日で少し増やしておくとエネルギー貯蔵に有利です。風邪予防のため人混みや飲酒は控えめに。
A2(装備・持ち物):レース当日は事前に練習で使ったシューズ・ソックスを必ず使用。新しい靴や初めて使うジェルは避ける。ウェアは気温に合わせて重ね着で調整可能に。携帯するのは、補給ジェルや小型のエネルギーゼリー、予備の絆創膏、キャップ、サングラス、レース用時計(ペース管理用)。荷物預け用のビニール袋や防寒用のウェアもあると安心です。
A3(レース当日の戦略):スタートは周りに引きずられず、目標ペースを守ることが最優先。序盤は抑えて後半に余力を残す「ポジティブペース(徐々に落ちる想定)」が安全。給水は事前練習で慣れた摂り方を当てはめ、概ね10〜15kmごとにエネルギー補給を考える。暑さや向かい風に応じて補給量を増やし、異変があれば無理せず歩く判断も重要。レース後は軽いジョグや歩行でクールダウンし、タンパク質と炭水化物を摂って回復を促してください。
