質問:家庭で卵焼きやオムレツを作ると、すぐに固くなってしまったり表面が硬く色づいてふわっと仕上がりません。フライパンや火力、卵の混ぜ方など、ふわふわにするための具体的なコツを教えてください。
A1: 卵の混ぜ方と気泡を取り入れる基本
卵は箸やフォークで一方向にしっかり混ぜ、白身の塊を潰すと同時に空気を入れるとふんわりします。牛乳や生クリームを少量(卵1個に対して小さじ1〜大さじ1程度)加えると水分と脂が間に入り、柔らかさが増します。塩は下味に少量加え、味を調えると卵のたんぱく質の凝固速度がやや抑えられます。
A2: 火加減と道具の選び方
中火〜弱火でじっくり加熱するのがポイント。フライパンは熱伝導の良いもの(テフロンやセラミック)を使い、十分に温まったら油を薄く敷いてから卵液を流します。強火だと外側だけ先に固まり硬くなるので、蓋をして蒸し焼きにすると内部まで均一に火が通りふっくらします。卵焼きは少量ずつ流して巻くと層ができて柔らかくなります。
A3: ひと工夫の裏ワザと注意点
卵白を軽く泡立ててから黄身と合わせるメレンゲ法や、片栗粉をほんの少量(小さじ1/4程度)混ぜるとつなぎになりふっくらします。加熱後は余熱で火が通るので手早く火を止め、少し休ませるとしっとり感が残ります。生卵の扱いには衛生面に注意し、加熱不足にならないよう十分に火を通してください。参考になれば幸いです。
