質問: 2歳の子どもが最近、外出や食事のときに『イヤ』と拒否して泣き止まないことが増えました。抱っこをせがむ、好きだった遊びを嫌がるなど状況によって癇癪の度合いも違います。周りで迷惑をかけることもあり、親としてどう対応すれば落ち着くことが多いか、しつけや今後の接し方で気を付ける点があれば教えてください。
A1: 発達段階の一部として受け止める
2歳前後は自己主張が強くなる時期で、言葉や感情のコントロールが未成熟なため「イヤ」が増えます。まずは感情を否定せず「そうだね、イヤなんだね」と共感して受け止めること。共感されると子どもの不安が和らぎやすくなります。
A2: 実践的な対応と環境づくり
選べる選択肢を与える(AかBのどちらかを選ばせる)、移行の前に短く予告する(あと3分で出るよ)、お気に入りのアイテムで安心させる、ルーティンを安定させるなどで予測可能性を高めると癇癪が減ります。公共の場では安全確保を最優先にし、静かな場所で落ち着かせるか一時退出する判断も大切です。
A3: 受診や相談の目安
長時間続く癇癪、発達の遅れや睡眠・食事の大幅な乱れ、攻撃的な行動が出る場合は小児科や育児相談、発達支援を受け相談しましょう。親の疲労感が強ければ地域の子育て支援やカウンセリングを利用するのも有効です。
