中古マンション購入後に給排水管の欠陥が見つかりました。契約解除や損害賠償は可能？

質問：中古マンションを購入して1か月後に給排水配管の重大な欠陥が見つかりました。内覧時には指摘されず、重要事項説明にも記載がありません。売主は個人で、故意の隠蔽は否定しています。解約や損害賠償は可能でしょうか。手続きや注意点を教えてください。 A1：法律面の一般論としては、売買時に存在した瑕疵（欠陥）については売主に瑕疵担保責任が問える可能性があります。売主が欠陥を知って故意に隠した場合は詐欺にあたり、契約解除や損害賠償の請求が認められることがあります。過失であっても債務不履行や瑕疵担保に基づく修補請求や損害賠償が検討されます。時効や請求期限は事案ごとに異なるため早めの対応が重要です。 A2：実務的な手順はまず証拠確保です。欠陥箇所の写真、被害状況、専門業者の診断書と修繕見積を取得し、契約書や重要事項説明書の記載内容を確認します。売主に書面（内容証明が望ましい）で修理や費用負担を通知し、交渉で解決を図ります。示談が難しければ消費生活センターや弁護士に相談し、調停や訴訟を検討してください。 A3：まとめとしては自己判断で放置せず、速やかに証拠を集め、専門家や弁護士に相談することが肝要です。欠陥の程度や売主の態様によっては修繕費負担・損害賠償・契約解除のいずれも可能性がありますが、手続きや期限が複雑なため専門家による検討をお勧めします。