Q: 最近、デスクワークで長時間座っていると腰が重くなり、立ち上がるときにズキッとすることがあります。普段の対処法や、注意すべき症状があれば教えてください。
A1: 日常の対処法
長時間同じ姿勢を続けることで腰周りの筋肉が硬くなり、血行不良や椎間板への負担が増えます。まずは1時間に1回は立ち上がって軽く歩く、椅子の高さや背もたれを調整して腰を支える、クッションで腰のS字を保つといった姿勢改善を。腹筋・背筋の筋力をつける体幹トレーニングと、腰周りのストレッチ(ハムストリングス、腰回し)を毎日数分行うと再発予防になります。入浴や温めも効果的です。
A2: 市販薬・応急処置と注意点
痛みが強いときは鎮痛消炎薬(経口や湿布)で一時的に和らげられますが、長期使用は避け医師に相談を。急性の激痛や歩行困難、脚のしびれ、排尿・排便障害、発熱、外傷後の痛みがある場合は「赤旗症状」として速やかに専門医の診察を受けてください。神経症状があれば早期の画像検査が必要なことがあります。
A3: 受診の目安と専門的治療
数週間自己対処で改善しない場合や日常生活に支障が出る場合は整形外科や整骨・理学療法を受診しましょう。理学療法で姿勢指導・筋力強化・徒手療法を受けたり、必要であれば痛み止めや注射、ブロック療法、稀に手術が検討されます。過度な負担を避け、適度な運動と姿勢管理を続けることが大切です。
