夜中に何度も目が覚める原因と対策は?

質問:最近、夜中に何度も目が覚めて朝スッキリしません。寝つきは悪くないのに2〜3時間おきに目が覚めます。どうしたら改善できますか?

A1: まず日常生活の見直しを。就寝・起床は毎日ほぼ同じ時刻にし、昼寝は短め(20〜30分)に抑えましょう。就寝前のカフェインやアルコール、喫煙は避け、激しい運動は寝る直前ではなく夕方に行うのが有効です。スマホやパソコンのブルーライトは睡眠周期を乱すので寝る1時間前には画面を控え、読書やぬるめの入浴で「入眠儀式」を作ると良いでしょう。

A2: 寝室環境も重要です。室温は適度に(夏は26度前後、冬は20度前後を目安)、暗さと静けさを保ち、寝具は自分に合った硬さにしましょう。夜間に頻繁に起きる場合は夜間の頻尿やいびき、動悸、呼吸の途切れがないか確認してください。これらは睡眠時無呼吸症候群や前立腺・泌尿器の問題、心疾患が関与していることがあります。

A3: 自助で改善しない、日中の強い眠気や抑うつ症状、体重増加や著しいいびきがある場合は専門医へ相談を。睡眠専門外来で簡易検査や終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)、認知行動療法(CBT-I)などが適応になることがあります。薬は一時的な改善に使われることもありますが副作用や依存に注意が必要なので医師と相談してください。まずは睡眠日誌を1〜2週間つけて原因を整理することをおすすめします。

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