Q: ランニング中に膝の前側や外側が痛くなることがよくあります。原因とその場でできる対処、自宅でできるリハビリや長期的な予防法を教えてください。
A1（原因と具体的対策）: 膝痛の代表的な原因は、ランニングのオーバーユース（走り過ぎ）、膝蓋大腿痛症候群（膝の皿の周りの痛み）、腸脛靭帯炎（外側の痛み）、筋力のアンバランスやフォームの崩れです。まず当面は走行量を減らし、アイシングや安静で炎症を抑えます。靴の摩耗やクッション性を確認し、柔らかい路面で短い距離から再開してください。自宅では大腿四頭筋と殿筋群の筋力強化（スクワットライト、ヒップアブダクション）、ハムストリングと腓腹筋のストレッチ、フォーム改善のための片足バランス練習が有効です。
A2（医療的対応と評価）: 急性の腫れ、熱感、関節の引っ掛かりや歩行困難がある場合は整形外科受診を。必要ならレントゲンやMRIで軟骨や半月板の状態を確認します。扁平足や過回内が原因ならインソールや足底板、ランニングクリニックでの歩行解析によるフォーム矯正が効果的です。鎮痛薬やリハビリ、外用薬、場合によっては理学療法士による筋力・可動域訓練を受けましょう。
A3（短くまとめと注意点）: 痛みが軽いなら休養とアイシング、筋力強化・ストレッチで改善を図り、再発防止にフォームと靴の見直しを。痛みが長引く、強い腫れやロック感がある場合は専門医へ。自己判断で無理に走り続けないことが大切です。
